急激におきる体調異常の時、私達の身体は、痛みや熱などの信号をだして、具合の悪いところを教えてくれます。 例えば、風邪や、下痢や、急性と名の付く病気などがそうです。ところが、少しずつ悪くなっていくタイプの病気の場合、なかなか、身体は信号をだしてくれません。 始末の悪いことに、少しづつ悪くなる病気は、進行すると治すのに時間がかかったり、進行をくい止めるのがやっと、という病気が多いのです。
ですから、症状(=信号)がないからといって、後回しにしていると、取り返しがつかない事もあります。成人病や生活習慣病のほか、肝臓、腎臓、膵臓といった初期では症状の出にくい内臓の病気は、普段から気にかけて、身体を労ってあげなくてはいけません。
早期に発見すれば、少し気を付けるだけで、大丈夫なものもあります。 気にしすぎも不健康ですが、身体からの普段とは違う信号を軽くみないように、心がけましょう。無理は、禁物です。
上尾市健診について
成人保険事業 | ||
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特定健康診査 | 肝炎ウイルス検査 | 20~30歳代ヘルスチェック |
骨粗しょう症検診 | 大腸がん検診 | 前立腺がん検診 |
特定健診について
特定健診とは、厚生労働省により、平成20年4月から実施が義務付けられた内臓脂肪型肥満に着目した健康診査です。特定健診の対象者は実施年度中に40歳~74歳になる方で、健康保険に加入している人が対象となります。(妊婦と厚生労働大臣が定める一部のものを除く)
- 特定健診の検査項目
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質問(問診) 食事・運動習慣・服薬歴・喫煙歴など 身体計測 身長、体重、BMI(体格指数)、腹囲(内臓脂肪面積) 理学的所見 身体診察 血圧測定 収縮期血圧・拡張期血圧 血液検査 脂質検査 中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール 血糖検査 空腹時血糖、ヘモグロビンA1c(両方実施) 肝機能検査 GOT、GPT、γ-GTP 腎・代謝機能検査 血清クレアチニン、血清尿酸 尿検査 尿糖、尿蛋白、尿潜血 尚、厚生労働大臣が定める基準下で、医師が必要と判断した場合には以下の検査を実施します。
貧血検査 ヘマトクリット値、血色素量、赤血球数 心電図検査 眼底検査
予防接種について
上尾市予防接種各種 | ||
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MR | 二種混合 (ジフテリア・破傷風) |
日本脳炎 |
市内高齢者インフルエンザ |
任意予防接種 | ||
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水痘 | おたふく | インフルエンザ |
麻疹 | 風疹 | 破傷風 |
インフルエンザについて
インフルエンザは、一般的な風邪症状と違い、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が強く、併せて、のどの痛みや鼻汁などの症状も見られます。
- インフルエンザの予防法
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予防の基本は、流行前にワクチン接種を受けることで、インフルエンザにかかってしまった場合の重症化防止の方法としても有効とされています。
インフルエンザは、インフルエンザにかかった人の咳、くしゃみ、つばなどの飛沫と共に放出されたウイルスを、鼻腔や気管など気道に吸入することによって感染するため、インフルエンザが流行してきたら、人混みや繁華街への外出を控えることが大切で、特に高齢者の方や慢性疾患を持っている方、疲れていたり睡眠不足の方は注意が必要です。
- インフルエンザにかかった場合
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いわゆる「かぜ薬」と言われるものは、発熱や鼻汁、鼻づまりなどの症状をやわらげることはできますが、インフルエンザウイルスや細菌に直接効くものではありません。単なる風邪だと軽く考えずに、早めに受診するようにして下さい。